『She Loves Me』マチネ公演に多くの観客 レントン・シビック・シアターがほぼ満席に

ワシントン州レントン — 日曜日の午後1時35分ごろ、客席のドアが開くころには、すでにRenton Civic Theatreの外に観客の列ができていました。1時55分にはほぼ満席となり、会場には開演前ならではの高揚感が広がります。午後2時5分を少し過ぎたころ、照明が落ち、音楽が流れ始め、ミュージカル『She Loves Me』のマチネ公演が幕を開けました。この日の公演は、ライブ演劇が今もなおレントンの大切な文化の一つであることを改めて感じさせてくれました。

クラシックなロマンティック・コメディに現代的なエッセンス

『She Loves Me』は、1930年代のヨーロッパの香水店を舞台にした人気ミュージカル。勘違いから始まる恋、職場での軽快なやりとり、そして心に残るメロディーが魅力です。日曜日の公演は、原作の持つ温かみを大切にしながら、現代的な演出も自然に取り入れていました。

印象的だったのは「A Romantic Atmosphere」の場面。同性同士のダンスや親密な瞬間がさりげなく盛り込まれ、LGBTQ+コミュニティやそのアライの観客にとって、静かでありながら意味のある表現となっていました。また、通常は男性が演じることの多いアーパッド・ラズロ役をクララ・ジョーダンが担当。作品全体のコンテンポラリーな感覚ともよく調和していました。

輝きを放ったキャスト陣

キャストは全体を通して安定感のあるパフォーマンスを披露しました。

『She Loves Me』キャスト(上から順、左から右):
Ksenia Popova、Casey Raiha、Mauro Bozzo、Patrick Flores、Emma Hanson、Eric Hartley、Clara Jordan、Collin Polasky、Jed Slaughter、Carrie Sleeper-Bowers、Riley Stowell、Ali Nichole Thompson、Stefanie MeiFang Van Rafelgham、Lisa Wright

アマリア・バラッシュ役のクセニア・ポポワは、劇場全体に響き渡る伸びやかな歌声で舞台を引き締めました。その音色と安定感は、アマチュアのレビュアーである筆者がこれまで鑑賞してきたライブ・ミュージカルの中でも特に印象に残るものでした。繊細さと機知をバランスよく表現し、親しみやすくも魅力的なアマリア像を作り上げています。ゲオルグ・ノヴァック役のケイシー・ライハとの掛け合いも心地よく、物語のロマンスをしっかりと支えました。

スティーブン・コダーリー役のマウロ・ボッツォは、嫌味さとチャーミングさを絶妙に表現し、観客から笑いとため息を引き出します。一方、マラチェク氏を演じたエリック・ハートリーは、人物の内面の葛藤を丁寧に描き、重要な場面に深みを与えました。

そして観客の人気を集めたのが「Twelve Days to Christmas」。

ホリデーシーズンの買い物の混乱を描いたテンポの速いナンバーで、会場は大きな笑いに包まれました。P.I.ケラー役でアンサンブルにも参加したコリン・ポラスキーは、身体を使ったコメディで抜群のタイミングを見せ、特に印象的な存在感を放っていました。

足を運ぶ価値のあるコミュニティ劇場

オーケストラピットの演奏者から、にぎやかな店内を表現したアンサンブルまで、全体としてまとまりがあり、丁寧に作り込まれた温かい作品でした。観客は長い拍手と熱気で応え、舞台と客席が一体となる時間となりました。

その体験は非常に印象深く、アマチュアのレビュアーである筆者はすでにもう一度観るためのチケットを手にしています。

レントンのライブ演劇は、これからも私たちを驚かせ、楽しませてくれそうです。『She Loves Me』もその好例。ロマンスとユーモア、そして心に残る音楽を楽しみたい方は、ぜひチェックしてみてください。公演は3月1日(日)まで、Renton Civic Theatreで上演されています。

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